〝大人はどうして花見をするの?〟
雪国青森にも、ようやく桜の開花が各地で発表され始めております。
花見の原型は江戸時代、徳川吉宗公がまちづくりの一環で今の東京の
隅田川沿いなどに桜を植え、町人たちが集まって花見を楽しんだのが
始まりと言われております。
地方の農村から日本の中心江戸に出てくる人が増えたのだが、なかには職に就けなかった人も多かった。そこで桜を植えるという仕事を幕府がつくり出すことで、人々が働けるようにした。今で言う公共事業って
ことですネ。
そうやってどんどん本数が増えたのだそうです。
それでは「その前はなかったのか?」と言うと、もっと以前からあったのだそうです。
春になると、稲作などの農作業が始まります。これが丁度その時期に
あたりますネ。昔の人たちは農作業を始める時期の前に、豊作を神様に祈るために山へ行き、桜の木の下で食べたり、お酒を飲んだりして楽しんだと言われております。
「いつ頃から始まったか?」は確かな文献がないからよく分からないのですが、昔の貴族とか偉い人も花見を楽しんだという記録は残されているそうです。
桜と言っても、色々な種類の木があるそうです。日本で植えられた一番多い桜は「ソメイヨシノ」。江戸時代、今の東京都の染井という地区に住んでいた植木職人が「オオシマザクラ」と「エドヒガン」を交配させて作ったとされる。
全国的に桜が有名だった奈良の吉野山と染井から字をとって「ソメイヨシノ」と名付けたという。
本数が増えていったのは「接木のしやすい木だったから」。
ソメイヨシノは六十年ほどで樹勢が衰えると言われるが、我が青森県の弘前公園には樹齢百二十年を超えるものもある。
福井県三春町の三春滝桜は樹齢千年。山梨県北杜市の実相寺にある山高神代桜は、樹齢がなんと二千年とも言われる桜の木だそうです。
ところで外国人は花見をしないのですが、アメリカ人は桜をめでながら歩くだけという。
中国では桃や梅、ボタンで花見を楽しむ習慣があるようだが、日本のように桜の花の下でお酒を飲むようなことはないという。一方韓国では、桜をはじめ梅などが咲く頃に山などに出掛けて飲食を楽しむ人もいると言う。
皆様方もご家族や友人、知人、そして会社で花見の計画がある方もいると思いますが、古代人の花見を思い浮かべながら仲間と盃を傾けるのもまた一味違ったお花見になるかも。
ちなみに私は「花より団子」の口かな!
-感 謝-
(株)伊藤光建設
代表取締役 伊藤 廣光
投稿者 伊藤光建設 : 2009年4月22日 10:05
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